日のAlive
20XX年6月9日(日) 駒沢公園
夏さながらの陽射しが街に色を与える中、私たちの心は高鳴り続けていた。今日は恒例のよさこい踊りの練習の日だ。肌は日に焼け、汗びっしょりになりながらも一生懸命に踊り続けた。
最初は、ステージ上の隊列練習からだった。狭い舞台での動きは、とてもデリケートだった。誰かが少しでも動けば、隣の人の位置が狭くなってしまう。私たちは、お互いに気を配り合いながら、正確な位置取りを心がけた。
次は、パレードの隊列練習に移った。進む分、縦列も横列もずれやすく、歩みを合わせるのが大変だった。ポジション意識を怠らず、進路をしっかりと意識しながら踊り続けた。
今回の振付は、立ち位置の移動が多く、隊列を乱さないよう細心の注意を払わなければならなかった。一瞬の気の緩みが、全体の隊列を崩してしまう危険があった。
しかし、そんな難しい練習にも関わらず、私たちは決して諦めなかった。
やがて夕暮れが訪れ、練習は終了した。汗まみれの体は疲労困憊だったが、その分達成感に満ちていた。こうした一つひとつの地道な練習を積み重ねることで、本番での完璧な演舞を実現できるのだ。私たちの夢は、まだ遠くにあるが、きっと掴み取れる。次の練習に向けて、身体を休め、気持ちを新たにしよう。